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大学改革最前線社会課題解決に活かせる強みが身につく「グローバル教養学部」開設国境を越える人の移動が加速し、日本国内で生活する在留外国人は、過去最高を更新しています。多言語対応や外国ルーツの子どもの教育は身近な課題であり、多様な価値観、異なる文化的背景をもつ人々との共生は、どの学生にも必要なスキルです。グローバル化の課題は、私たちの生活と密接に関わる農業やエネルギー、観光、雇用政策にも大きな影響を与えます。企業には環境や人権など社会的な側面に配慮した取組み状況の情報開示が求められ、国際的なルール作りが進んでいます。複合的な課題を理解し、より良い社会を実現するために、各国の文化、社会、地理、歴史、政治的要因と照らし合わせて解きほぐす知識、多角的な視点、高度な文脈を踏まえた対話や表現力を身につける必要があります。グローバル教養学部では、日本初の共生コミュニケーター専攻など多文化共生社会のキーパーソンとなる人、持続可能性との両立を探りインバウンド需要等観光立国に貢献する人、各国文化に精通し、理論と技能をエンターテインメント業界で活かせる人など、複数の専門性をもち、単線的でないキャリアを築ける人を育成します。全ての学科で、(1)留学やビジネスレベルの外国語運用能力を身につける「語学インテンシブ・コース」(2)Society5.0に向けたプログラミングとデータ分析の技能を修得できる情報教育(「情報I」からの接続、発展に対応)(3)海外インターンシップなどのキャリア形成支援科目3年次から専攻を決めるレイトスペシャライゼーション1〜2年次は、専攻決定前に領域を横断する幅広い学びを促し、考え方の柔軟性を高めます。フェリス女学院大学*他学科も履修できる専門科目1年次2年次3年次4年次CLAコア科目語学科目・キャリア・情報リテラシー・ライティング・パフォーミング・アーツ・英語・フランス語・ドイツ語インテンシブ・コース・スペイン語・中国語・韓国語専門科目・導入ゼミ・基礎ゼミ・基礎・基幹科目・基礎ゼミ・発展科目・専門ゼミ・発展科目・専門ゼミ・発展科目副専攻(希望者のみ)・ジェンダーとキャリア・デザインと表現・データサイエンス・音楽他学科開放科目*(希望者のみ)海外実習プログラム・海外語学研修・海外現地実習・海外インターンシップ専攻の決定全ての学生がグローバル教養を身につけるカリキュラム