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卒業後は4年制大学への編入学、短大専攻科への進学の道もある編入学4年制大学の3年次または2年次に入学する方法が編入学です。必要な単位を取得していれば編入学試験を受験できますが、学科によっては関連学科の出身者に限る場合もあるので、注意が必要です。短大で修得した単位が既習単専攻科への進学位として認められるので、大学では残りの単位を修得すれば卒業要件を満たすことができます。併設大学への編入では、学科試験の免除や学費の減免など、優遇される場合もあります。詳しい内容は次頁以降をご覧ください。短大での勉強をよりスムーズなかたちで継続するためには、短大に併設された専攻科に進む選択肢があります。徹底した少人数教育で、より高度な知識と技術を身につけることができます。専攻科では、本科で取得できない資格、例えば看護系では助産師、保健師などの受験資格が得られることも大きな特色です。また、文部科学省の一機関である学位授与機構から認定を受けた専攻科であれば、学士の学位を取得することができます。短大で学んだことを無駄にせず、さらに高い専門性を身につけられるところが、専攻科の利点といえるでしょう。多様な入試方式をチェックしようパンフレットを入手するなど、早めに受験準備に取りかかることが大切。来校型のオープンキャンパスは、ほとんどの短大が事前予約制なので早めにチェック。オンライン型も活用しましょう。少子化の影響や、女子の4年制大学志向により、短大受験は易化しています。しかし、実践的な技術が身につけられたり、就職に直結する資格を取得できる学科は、4年制大学に合格するよりも難しいケースがあります。幼稚園教諭免許と保育士資格がダブル取得できる短大もある保育系学科は、人気が高く、入試方式によっては高倍率となる場合もあります。ほとんどの短大では一般選抜の募集人員は少なく設定しているので、学校推薦型選抜(旧:推薦入試)や総合型選抜(旧:AO入試)がおすすめです。募集人員の大半を学校推薦型選抜と総合型選抜にあてている短大がほとんどです。学校推薦型選抜には「指定校推薦」、高等学校長の推薦が必要な「公募推薦」、自分をアピールする「自己推薦」があります。総合型選抜は入学したい意欲をアピールする入試。オープンキャンパスや説明会への参加が必要となるので、早めに準備をしましょう。また、大学入学共通テスト利用選抜を行う短大も多くあります。科目は、1〜2科目の短大がほとんどです。一般選抜において1科目判定を行う短大もあります。各入試の併願の可否、選考方法などをよく調べて、自分に合った入試方式で挑戦しましょう。あらゆる学生のニーズに応え、長期履修制度を設けている短大・学科もあります。あらかじめ申請しておけば、通常の課程を延長して学ぶことができます(年数の上限は短大ごとに異なる)。学費は通常と同額です。有職者や経済的事情のある人、ゆっくり学びたい人などにぴったりな制度です。このほか、短大の魅力は、大学よりも修業年限が短いので、その分学費が安く済むところです。そしてもっと勉強したくなったら4年制大学への編入や、留学、大学院進学など、フレキシブルな進路選択が可能です。150