君はどの大学を選ぶべきか[電子版]2025年度版

全国の主要国公私立大学・短大を網羅。新設学部・学科からユニークな施設設備まで、各大学の最新情報をコンパクトに紹介しています。キャンパスライフや取得資格、就職状況、入試方式など気になる情報も満載。 興味ある大学・短大のパンフレットをまとめて請求できる「パンフレット一括請求サービス」にも連携しています。


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大学受験入門講座入学金平均授業料平均初年度平均282,000224,066374,3711,346,774594,118317,026269,328223,502228,131226,796535,800536,191536,1912,683,7103,157,6471,414,1741,045,077791,001836,0701,131,931817,800760,257910,5627,220,1165,447,0292,185,2281,836,3911,277,6121,349,9621,668,244設置国立大公立大学部系統全学部(標準額)全学部(地域内)全学部(地域外)護医歯薬看社会科学人文科学理工私立大実してきています。卒業後に返還義務がある貸与型はもちろん、親の所得とは無関係に入試の成績上位者や在学生の成績上位者に給付(返還義務がない)する奨学金制度が数多く設けられています。給付奨学金のさきがけは神奈川大。例年12月に行われる給費生試験に合格すれば、入学金に相当する20万円に加え、文系学部は年額100万〜110万円、理工系学部は年額145万円が給付されます。さらに自宅外通学者は年額70万円の生活援助金が給付されます。最近では奨学金の予約制度もあります。合格しないことには、奨学金制度が利用できるかどうか分からないケースがあります。入試連動型だと、かなりの好成績をとって上位に入らないと奨学金をもらえません。その点で、合格すれば利用できる予約型はハードルが低い制度です。早稲田大の「めざせ!都の西北奨学金」は、首都圏以外の受験生約1200人を対象に、学部により45万〜70万円を4年間支給するもので、入試前にこの制度で奨学金を予約し合格すると支給されるというものです。このような予約型奨学金制度は、首都圏では慶應義塾大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大などでも実施されています。西日本でも愛知大、立命館大、関西大、関西学院大など多くの大学で行われています。国立大でも東京大やお茶の水女子大、九州大などで実施されています。大学に合格しても経済的な面から進学を諦めないよう、受験を決めたら、あるいは合格したら大学に相談してみることをお勧めします。キャリアサポートに力を入れる就職支援単位:円※二部・夜間は除く就職活動(就活)について知っていますか。高校生が大学に入学するために受験勉強をするのと同じように、大学生は就職するための就活を行います。就職は大学入試より厳しく、100社受けて1社に採用されることなど、珍しいことではありません。人気企業になれば、7万人が応募し1000人採用など当たり前のことです。倍率は70倍にもなり、大学入試の比ではありません。そのため、大学の支援が大切になってきます。大学では早い学年から、就職するには何が必要かを考えさせるキャリアサポートの授業を行っています。現行の就活は大半が3年生の3月から始まります。それまでに企業を訪問し仕事の内容の説明を受けたり、希望する企業の卒業生を訪れ話を聞いたり、インターンシップに参加することもあります(就活のスケジュールは今後変わる可能性があります)。社会には皆さんが知っているよりはるかに多くの企業があり、業績のいい企業もたくさんあります。大半の大学は、そうした情報を提供したり、公務員や教員など、試験がある職種を目指す場合に対策講座を開講したりしています。例えば、青山学院大は就活に力を入れている大学として知られています。その成果は就職率に出ます。青山学院大は首都圏の難関8私立大(早稲田、慶應義塾、上智、明治、青山学院、立教、中央、法政)の中で、23年の実就職率(就職者数÷〈卒業者数-大学院進学者数〉×100で算出)がトップでした。大学の139表52023年春の学部系統別学費の平均


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