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同志社大学大学改革最前線1875年、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」という教育理念のもと、新島襄は京都の地に同志社英学校を創立しました。新島はアメリカで「良心」と「自由」の大切さに感銘を受け、同志社の礎となる「一国の良心」ともいうべき人物を養成することを目標に掲げました。以来、「良心を手腕に運用する人物の養成」をめざす同志社の教育は145年を超える歴史の中で受け継がれ、高い志を持った多くの人物を輩出しています。京都に今出川校地と京田辺校地の2つの学修校地を有しています。また、全ての学部が4年間同一校地で学修を完結できる体系的で一貫性のある教育体制を展開しています。京都市内にある今出川校地は、リベラルアーツ型教養教育及びゼミナールを中心とした専門教育を展開する文系学部の教育拠点として、一方の京田辺校地は、国の定める「関西文化学術研究都市」に位置し、理系・文理融合系を中心とした教育拠点となっています。両校地とも関西主要都市からアクセスのよい場所にあるのも魅力です。同志社大学は現在14学部34学科16研究科・学生数約28,000人を擁する総合大学となり、創立150周年を迎える2025年に向けて、教育・研究改革を進めています。教学面においては、今出川・京田辺の両校地で年間約11,500の科目・クラスを開講し(2023年度)、そのうち「同志社科目」「キャリア形成支援科目」「国際教養科目」など14学部共通で学べる「全学共通教養教育科目」を約3,300科目・クラス設置しています。さらには、他大学との単位互換制度や副専攻制度を設置し、また所属学部以外の科目も一部受講することができるなど、学生の興味・関心に合わせて自由に学ぶことができる充実した学習環境を整えています。教育あり、智識あり、品行ある自治自立の人を育てるワンキャンパスでの学び2校地における教学体制14学部での多様な学び