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KEIOUNIVERSITYが必要です。21世紀における独立自尊の人材とは、未知の課題に遭遇した時に問題の本質を見極める洞察力、解決法を発見できる創造力、さらに異文化を理解し、自国の歴史や伝統を正確に語り、違いを乗り越えるコミュニケーション能力と、民族や宗教を超える普遍的な倫理観を備えた人材です。このような能力を身につけるためには多様な学びが必要です。慶應義塾には、それぞれの学部が設置する専門教育科目、外国語科目などに加えて、学部を超えて履修が可能な科目や講座が用意されています。また、国際化の進展を見据えて、海外の協定校との交換留学プログラムや外国語で履修可能なコースなどが多数設置されています。さらに、国内からも多様な人材が集まる開かれた大学を目指して、地方出身者を対象とする「学問のすゝめ奨学金」を創設し、宿舎の整備も進めています。また、課外活動が盛んなことも慶應義塾の特色のひとつで、公認団体だけでも文化・芸術、スポーツなどさまざまな分野にわたる380を超える団体があります。さらに、慶應義塾には、在学生である「塾生」と卒業生である「塾員」、そして教職員が一体となって「義塾社中」を構成し、互いに助け合いながら、慶應義塾の社会的使命の達成に努力する「社中協力」という伝統があります。現在、塾員同士の交流・親睦の場である「三田会」は国内では800を超え、海外にも70以上あり、世界を結ぶネットワークを生かして、地域貢献や、奨学金創設などによる後輩学生のサポートなどさまざまな活動を行っています。■学生寮慶應義塾大学は、地方および海外からの学生へのより積極的な入学支援、学生生活支援のため、学生寮の充実をはかっています。近年積極的に新設している混住型学生寮では、さまざまな地方出身の日本人学生と、世界各国からの留学生が共に暮らしています。生活を共にし、交流することで国際感覚を自然と身に付けることが可能です。2021年には、湘南藤沢キャンパスまで徒歩1分の湘南藤沢国際学生寮(神奈川県藤沢市)と、三田キャンパスや芝共立キャンパスへの通学に便利な高輪国際学生寮(女子寮、東京都港区)の2つの混住型学生寮がオープンしました。■奨学金慶應義塾大学は、学業に専念できる環境を整え、国内外で活躍できる人材育成の支援を目的に、学生のニーズに対応するさまざまな奨学金を用意しています。奨学金を目的とする基金の総額は国内最大の240億円にも上り、奨学金の種類は約110種類、受給者数のべ2,330人(2022年度実績)で、そのほとんどが返済の必要がない給付型奨学金です。金銭的な不安を抱くことなく入試に臨めるよう、一般選抜の出願前に受給資格が得られる「学問のすゝめ奨学金」も用意しています(東京、神奈川、埼玉、千葉以外の地域の方向け)。本文282・283ページもご参照ください慶應義塾大学入学センター〒108-8345東京都港区三田2-15-45☎03-5427-1566https://www.keio.ac.jp/文学部経済学部法学部商学部医学部学部理工学部総合政策学部環境情報学部看護医療学部薬学部充実した学生生活のための手厚いサポート