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PerfectGuide164航空工学科など、研究対象をより明確にあらわした学科へと改組する大学も増えています。機械工学と密接に関わりあっているのが電気電子工学です。現代社会に欠かせないこの分野はエネルギー、情報通信、回路・システム、デバイス・材料の4分野で構成され、電気や磁気、電子を利用して、人間社会で必要な技術の開発が行われています。電気電子工学と近い関係にある情報工学では、実験と実習を重視したカリキュラムで、コンピュータのソフト・ハードの両面を学び、IT社会で活躍できる人材を育成しています。人気の高い建築学は、建築設備や建築構造など、建物に関する基礎的な知識とともに、環境や経済、歴史にまで素養を広げて学びます。また、芸術的センスも必要とされます。工学部や理工学部に設置されている場合と、女子大を中心に、家政学部や生活科学部、芸術学部などに設置されている場合があります。建築学が建物を対象としているのに対し、土木工学は人間が安心して社会生活を送れるように環境を整備し、文明の基礎を築く役割を担います。土木工学科のほか、都市建設工学科、都市環境デザイン学科などに名称変更する大学も増えています。また、工学の中で新しい領域として注目を集めているのが、バイオ工学や医用工学系の分野です。これは、バイオサイエンスと工学を融合させた分野で、創薬や再生医療、遺伝子治療など、応用分野は多岐に渡っています。このほか、さまざまなモノを構成する材料に焦点を当てた材料工学、情報技術や数理技術を学ぶ経営工学、資源・環境の課題に取り組む資源工学や環境工学などさまざまな学問領域があります。農学・水産学・獣医学系統〜農、畜産、獣医、水産学部など〜21世紀に入り、環境汚染や人口の増加による食料不足、エネルギーの枯渇など地球規模の課題が山積しています。こうした課題の解決に向け、生命・食料・環境に焦点を当てた最先端の研究が行われています。●食糧・環境・生命の実学を学ぶ農学は人類が生きていくために必要なことを学