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大学改革最前線日本女子大学日本女子大学は、1901(明治34)年、20世紀の初頭に、「女子を人として教育する」ことを第一の目標にかかげ、女子教育の先覚者・成瀬仁蔵によって創立されました。以来、女子高等教育のパイオニアとして、多くのすぐれた女性を世に送り出し、2021年に創立120周年を迎えました。教育理念の集大成である「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の三綱領は、いまも受け継がれています。2023年4月に国際文化学部を開設し、家政学部・文学部・人間社会学部・理学部と合わせ5学部15学科17専攻での学びを提供しています。2024年4月には現在の家政学部住居学科を母体とした新学部、建築デザイン学部(仮称)を設置構想中です。この構想が実現すると6学部体制となります。日本女子大学は、幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。これからも社会の持続的発展に寄与できる女性の活躍を推進します。2021年、日本女子大学の全学的な情報教育科目群は、文部科学省が定める「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。必修科目として全学生が数理・AI・データサイエンスに関する基礎的内容を学びます。さらに、「キャリア教育認定プログラム」「社会連携教育認定プログラム」「AI・データサイエンス・ICT教育認定プログラム」の3つのプログラムも設置し、専門教育とともにこれらのプログラムを履修することにより、豊かな思考力・表現力・実践力を身につけます。2023年開設の国際文化学部では、「実践・体験・発信」をコンセプトに、カリキュラムを設定しています。1年次は必修の「スタディ・アブロード・プログラム(海外短期研修)」、2・3年次は「実践プログラム(海外・国内)」を設置。知識と体験を行き来して、自分なりの問いを発見、多様な言語やメディアスキルを用いて発信する力を身につけます。文理融合の教育を推進する6学部の女子総合大学で新しい明日を共に創る人材に2021年に創立120周年を迎えた女子高等教育のパイオニア脱教室・脱キャンパス型の新しい学び国際文化学部全学生が必修で学ぶ情報教育科目群数理・データサイエンス・AI百二十年館パティオ