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大学改革最前線東京女子大学東京女子大学が開学以来大切にしてきた「リベラルアーツ教育」。一人ひとりが自分らしく自由であるためには、社会が抱える問題に対峙して、誰とでも調和を図れる解決策を模索することが必要です。そうした難しい状況に向き合う人間力と自信を培い、行動へと移せる実行力を身に付けるカリキュラムを用意しています。学部は、現代教養学部1学部。文理合わせて広い学問分野をカバーする学科・専攻が1つのキャンパスに集まり、所属する専攻を超えて、他専攻の領域についても学ぶことができる理想的な学習環境を整えています。専攻の学びと、他専攻の学問領域と全学共通カリキュラムの学びで深い洞察力と的確な判断力を身につけます。東京女子大学では、学びの根幹であるリベラルアーツ教育をさらに進化させ、現代的に展開するために、教学改革を行います。その第一段階として、2024年度に全学共通カリキュラムの大胆な改革と専攻の学びの強化を実施します。2025年度には全学的な学科再編を行います。■全学共通カリキュラムの大胆な改革●「知のかけはし科目」を新設先の見えない不確実な時代にこそ、どんな社会状況になっても、対応できる学びの根を張り、新たな知を獲得し、行動に繋げていくなど、実践的な知的活動が求められます。先述の通りこれまでも学際的な学びを実現してきましたが、その学びを一層具現化する科目群として「知のかけはし科目」を新設します。「知のかけはし科目」では、異なる学問領域の教員2名によるティーム・ティーチングを導入します。教員同士が一つの課題について議論を交わし、学生とアクティブに学び合います。これにより、文系・理系の創立以来追求してきたリベラルアーツ教育2年にわたる教学改革でさらなる進化キリスト教の精神に基づくリベラルアーツ教育リベラルアーツ教育のさらなる進化2018202220242025100周年教育改革第一弾教育改革第二弾3つのセンター開設英語センター/AIデータサイエンス教育研究センター/教育・学修支援センターの開設全学共通カリキュラムの大胆な改革全学的な学科再編詳細は後日発表予定情報数理科学専攻の立ち上げ経済・経営学分野の強化リベラルアーツ教育のさらなる進化