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大学改革最前線法政大学法政大学は、建学以来の「自由と進歩」の学風を受け継ぎ、地球社会の問題解決に貢献することを使命として、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」指定事業を推進するとともに、創立150周年(2030年)を展望して、長期ビジョン(HOSEI2030)を推進しています。「自由を生き抜く実践知」の獲得は、歴史を引き継ぎ、未来に向けた社会に対する「約束」です。法政大学は、1人でも多くの学生が海外での学びを体験できるように、サポート体制を整えており、多様な制度により、年間約1,600人以上もの学生が海外へと留学しています。また、日本国内で学びながら世界で通用する力を身に付けられるプログラムも展開しています。■グローバル人材育成プログラム国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、高い英語力を養成するERP(英語強化プログラム)を展開。国際ボランティア・国際インターンシップへの参加機会も提供しています。■学部独自の留学・海外研修制度文<英文>、経営、国際文化、人間環境、キャリアデザイン、GIS(グローバル教養)、経済、社会、情報科、理工、生命科学部では、学部独自のスタディ・アブロード(SA)プログラムがカリキュラムに組み込まれています。また、現代福祉学部のスウェーデンなどの福祉先進国で行う海外研修制度など、学部カリキュラムに見合ったさまざまな研修も行っています。■派遣留学制度学部を問わず、2・3年次の応募者から選考のうえ、3・4年次に各協定大学へ1年間派遣する留学制度です。派遣先により70〜100万円の奨学金が支給され、派遣先の授業料は全額免除。留学先で修得した単位は、卒業所要単位として認定されます。学部専門教育だけにとらわれない幅広い視野と柔軟な思考力を兼ね備えた人材の育成を目指し、多くの学部で専門教育科目を他学部に公開し、卒業所用単位として認定する制度を設けています。「外国語で学ぶ」、「企業とビジネス」、「政治と社会」、「国際化」、「歴史と哲学・思想」、「文学と芸術」など多彩な分野の公開科目があります。2016年度からは、「世界のどこでも生き抜く力を身に付けたグローバルリーダー」育成を目指して、「グローバル・オープン科目」も開講しました。「ビジネス&マネジメント」、「ビジネス&エコノミクス」、「国際関係」、「社会と文化」、「実践英語」、「科学・技術」の6つの領域により構成され、キャンパス横断型で、学部の専門性を超えたグローバルな視点で課題解決能力を修得します。授業はすべて英語で行われ、多くの科目が少人数で開講されます。法政大学では学生が主体的に考えて行動する“参加型”再開発工事が完了した新市ケ谷キャンパス「学生の意欲に応える大学」を実現する改革を断行実践知教育を展開し世界のどこでも生き抜く力を育む多様な留学制度と国際教育スーパーグローバル大学にも採択他分野を学び、複眼的視野を養う「公開科目」アクティブ・ラーニング