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洗浄や染色についての実験もあり、理系的な要素も含んでいます。1級衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)の資格も取得可能です。また、住環境に焦点を当てて学ぶ住居・環境分野では、どのような空間や環境が人々にとって快適であるのかを生活者の目線で考えていきます。住宅や建築、都市などに関わる科目のほか、福祉系の科目も充実しています。CAD演習や模型制作演習、空間表現演習、設計デザイン演習など、理論を実際の形に表す演習科目が充実しているほか、コンピュータ科目なども多く用意されています。大学によっては二級建築士や木造建築士の受験資格、インテリアプランナーの資格が取得できます。「栄養」系は、食物全般を扱う食物学、食物科学の学科・コースと、管理栄養士の資格をめざす学科・コースに分かれます。食物科学科では栄養学、調理学、食品学など自然科学系の科目を中心に学び、食物の特性や栄養についての知識、調理技術などを身につけます。栄養士やフードスペシャリストなどの資格が取得可能で、卒業後の進路としては、食品メーカーでの食品開発部門などが人気を集めています。管理栄養士養成課程では人々の健康維持・増進や疾病予防に貢献する管理栄養士の国家資格取得を目標としています。生活習慣病や不適切なダイエット、高齢化社会への対応など、現代における管理栄養士のニーズは高く、医療や福祉との関係も深いことから、病院や介護施設での実習が必修となっています。子どもの健全な食生活を指導する“食育”が重要視される中、その中心となる「栄養教諭」の活躍も期待されています。幼稚園教諭免許、小学校教諭免許、保育士資格が取得できる「子ども」関係の学科・専攻は、家政学の中でも人気があります。児童学を軸に、家族・社会・文化・心理など幅広い視点から子どもの心身の発達を総合的に考察していきます。山積する現代社会の問題にも触れながら、人格形成において重要な子ども時代に関わる教育者としての自覚を育て、豊かな人間性と広い視野を養ってい172ます。カリキュラムには、理論科目とともに、ピアノや工作などの実技科目や、保育園などで子どもと接する実習も盛り込まれています。芸術学系統〜美術、造形、芸術、音楽学部など〜芸術学系統では、高度な理論や技術を学ぶだけでなく、自らの感性を磨き、創造力を養うことを目的としたカリキュラムが組まれています。●自己表現の美術、社会とつながるデザイン芸術学系統は、美術、デザイン、音楽の領域に大別されます。美術系には、主に日本画、油絵、版画、彫刻、工芸といった学科・専攻があります。美術系は、自己表現に重きを置いており、その表現方法として、基本的な技術を修得します。例えば絵画の専攻では、デッサンや空間表現、壁画技法などの科目が設置されています。これに対して、“使う人”の存在を念頭に置くデザインは、人間や社会と直接的につながる技能PerfectGuide