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139円→81万7800円)に跳ね上がっているのです。そうした中、初年度納付金が平均で約744万円かかる私立大医学部は、一般家庭には負担が大きい学費の値下げをする大学が相次いでいます。学費が値上がる一方で、大学の奨学金制度が充実してきています。卒業後に返還義務がある貸与型はもちろん、親の所得とは無関係に入試の成績上位者や在学生の成績上位者に給付(返還義務がない)する奨学金制度が数多く設けられています。給付奨学金のさきがけは神奈川大。例年12月に行われる給費生試験に合格すれば、入学金に相当する20万円に加え、文系学部は年額100万〜110万円、理工系学部は年額135万〜145万円が給付されます。さらに自宅外通学者は年額70万円の生活援助金が給付されます。最近では奨学金の予約制度もあります。合格しないことには、奨学金制度が利用できるかどうか分からないケースがあります。入試連動型だと、かなりの好成績をとって上位に入らないと奨学金をもらえません。その点で、合格すれば利用できる予約型はハードルが低い制度です。早稲田大の「めざせ!都の西北奨学金」は、首都圏以外の受験生約1200人を対象に、学部により45万〜70万円を4年間支給するもので、入試前にこの制度で奨学金を予約し合格すると支給されるというものです。このような予約型奨学金制度は、首都圏では慶應義塾大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大などでも実施されています。西日本でも愛知大、立命館大、関西大、関西学院大など多くの大学で行われています。国立大でも東京大やお茶の水女子大で同様の制度を設けています。大学に合格しても経済的な面から進学を諦めないよう、受験を決めたら、あるいは合格したら大学に相談してみることをお勧めします。キャリアサポートに力を入れる就職支援就職活動(就活)について知っていますか。高校生が大学に入学するために受験勉強をするのと同じように、大学生は就職するための就活を行います。就職は大学入試より厳しく、100社受けて1社に採用されることなど、珍しいことではありません。人気企業になれば、7万人が応募し1000人採用など当たり前のことです。倍率は70倍にもなり、大学入試の比ではありません。そのため、大学の支援が大切になってきます。大学では早い学年から、就職するには何が必要かを考えさせるキャリアサポートの授業を行っています。現行の就活は大半が3年生の3月から始まります。それまでに企業を訪問し仕事の内容の説明を受けたり、希望する企業の卒業生を訪れ話を聞いたり、インターンシップに参加することもあります(就活のスケジュールは今後変わる可能性があります)。社会には皆さんが知っているよりはるかに多くの企業があり、業績のいい企業もたくさんあります。大半の大学は、そうした情報を提供したり、公務員や教員など、試験がある職種を目指す場合に対策講座を開講したりしています。例大学受験入門講座表52021年春の学部系統別学費の平均設置国立大公立大私立大全学部(標準額)全学部(地域内)全学部(地域外)医歯薬看護社会科学人文科学理工学部系統入学金平均授業料平均初年度平均282,000228,404392,1111,330,645600,000318,192272,619226,550228,720232,778535,800536,382536,3822,696,6133,248,8241,401,6931,033,944774,847815,3391,083,063817,800764,786928,4927,439,7945,645,2472,190,9851,835,6131,270,9851,339,4931,657,315単位:円※二部・夜間は除く