君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2023年度版

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135ただ、近年はこうした傾向が影を潜めています。国公立大の志願者は、センター試験の平均点に関係なく連続で減少してきました。19年は8年ぶりに増加に転じましたが、国立大だけの集計では減少が続いています。国公立大人気は高いのですが、難関大学を中心に後期の縮小もしくは廃止が進んでいるため、出願したくてもできない状況にあるからです。さらに、現行の教育課程で実施されていたセンター試験のハードルが高くなった影響もあります。理系の受験生は専門理科を2科目受ける必要があり、数学も学ぶ範囲が広がりました。そのため私立大に志望変更する受験生が増えているのです。一方、私立大はセンター試験の平均点に関係なく、近年、志願者が増え続けていました。これは、国立大からの志望変更に加え、入試方式の多様化や受験料割引、ネット出願の普及などにより、出願しやすくなったためです。さらに、16年から大規模大学を中心に、入学者が募集定員を超える割合が厳しく制限されたため、合格者が減っています。志願者が増えているところに合格者が減少しているので、私立大入試は難化しました。21大学受験入門講座表3センター試験および大学入学共通テスト志願者数の推移年度1990(平成2)年1991(平成3)年1992(平成4)年1993(平成5)年1994(平成6)年1995(平成7)年1996(平成8)年1997(平成9)年1998(平成10)年1999(平成11)年2000(平成12)年2001(平成13)年2002(平成14)年2003(平成15)年2004(平成16)年2005(平成17)年2006(平成18)年2007(平成19)年2008(平成20)年2009(平成21)年2010(平成22)年2011(平成23)年2012(平成24)年2013(平成25)年2014(平成26)年2015(平成27)年2016(平成28)年2017(平成29)年2018(平成30)年2019(平成31)年2020(令和2)年2021(令和3)年2022(令和4)年志願者数(前年度比)国立大(校数)公立大(校数)私立大(校数)短大(校数)430,542人(+35,034)455,855人(+25,313)472,098人(+16,243)512,712人(+40,644)531,177人(+18,465)557,400人(+26,223)574,115人(+16,715)599,962人(+25,847)597,271人(-2,691)580,064人(-17,207)581,958人(+1,894)590,892人(+8,934)602,089人(+11,198)602,887人(+797)587,350人(-15,537)569,950人(-17,400)551,382人(-18,568)553,352人(+1,970)543,385人(-9,967)543,981人(+596)553,368人(+9,387)558,984人(+5,616)555,537人(-3,447)573,344人(+17,807)560,672人(-12,672)559,132人(-1,540)563,768人(+4,636)575,967人(+12,199)582,671人(+6,704)576,830人(-5,841)557,699人(-19,131)535,245人(-22,454)530,367人(-4,878)9595959595959595959595959593838382838282828282828282828282828282823739394146485253576166727374737272747374757879818284848689909191931621325673104122152180217242266311351387408440450466487494503513520521523527526526531533533533--------------97112133148156154160166161157158160157154151149152155149


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