君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2023年度版

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―小学校教員を目指したいと思ったきっかけは何でしょうか。武藤僕は小学生のとき担任の先生が大好きで、その方の影響で「先生=かっこいい」というイメージをずっと持っていました。学習院高等科からの進路を決める際にそれを思い出し、自分もあの先生のような教員になろうと心を決めました。とても明るく楽しそうに話す人で子供への接し方もうまく、僕も先生の声かけのおかげで友達の輪に入れたことがありました。前田中学1年生の頃にはもう、教育の道に進みたいと思っていました。これは小学校時代の、恩師との出会いが大きかったと思います。私は小学生の頃一輪車競技に打ち込んでいましたが、失敗したり悩んだりするたびに担任の先生が支えてくれて、前に進む勇気をもらっていました。だから私も、子供が困っていたら手を差し伸べて一緒に壁を乗り越えられるような人になりたいと思っています。―学習院大学の教育学科を選んだ理由をお聞かせ下さい。武藤たときに学習院大学が教育学科を開設したと聞き、以来、進路の選択肢の一つとして意識していました。他大学に行こうかと迷った時期もありましたが、高等科の授業で学習院大学教育学科の講義を見学したとき「教育学科には面白い先生がたくさんいるんだな」と感じ、学習院大学に決めました。前田私は充実したカリキュラムや体験型学習、学生が主体的に学べる環境などに魅力を感じて、ここなら私の夢をかなえられると思って決めました。教育学科の理念に共感できたのも大きかったです。想像と創造の2つを大切にできる教員、子供たちをどう育てていきたいか自分の頭で考え行動する教員を育成すると。オープンキャンパスでそうした話を聞き、その後はもうまったく迷いませんでした。―入学後、特に楽しかったことや大変だったことを教えてください。武藤特に楽しかったのは、1年生のときの自然体験学習です。山梨へキャンプに行き、皆と一緒に何かをすることの楽しさを知りました。相手との違いを知り認学習院大学文学部教育学科2050年の社会を見据えて、次代を担う資質と能力を持った小学校教員を育成する学習院大学文学部教育学科。学生たちはどんな夢を抱いて入学し、どんなことを学んでいるのでしょうか。来春卒業を迎える学生2名に、この道に進んだきっかけや4年間で得たこと、目指す教員像などを聞きました。学生インタビュー小学校教員を目指して全力で学んだ4年間前田香奈さん文学部教育学科4年(神奈川県立横須賀高等学校出身)武藤健さん文学部教育学科4年(学習院高等科出身)小学校時代の恩師が夢のきっかけに仲間たちや先生に助けられ励まされた


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