君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2023年度版

全国の主要国公私立大学・短大を網羅。新設学部・学科からユニークな施設設備まで、各大学の最新情報をコンパクトに紹介しています。キャンパスライフや取得資格、就職状況、入試方式など気になる情報も満載。 興味ある大学・短大のパンフレットをまとめて請求できる「パンフレット一括請求サービス」にも連携しています。


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関西学院大学大学改革最前線関西学院大学は1889(明治22)年の開学以来、スクールモットー“MasteryforService”を体現する「世界市民」の育成に力を注いでいます。国際化をけん引するグローバル大学として文部科学省から選定され、留学生と日本人学生が集うキャンパスは、そのまま国際交流の場となっています。世界に開かれ、世界と共生する大学を目標に掲げ、54か国・地域の280以上もの大学・国際機関と相互交流を推進しており、海外留学派遣者数は国内トップクラスです。ダブルチャレンジ制度「インターナショナルプログラム」では、国連ボランティア計画との協力協定に基づく途上国での「国連ユースボランティア」をはじめ、国連セミナー、海外インターンシップ、ダブルディグリー留学などを実施。2020年には海外学生との共修を重視したオンライン国際教育プログラムを開発し、語学力の向上や異文化理解で高い成果をあげています。また、キャリア支援では就職率99.3%、就職先への満足度95.0%と高い実績を誇ります(2021年3月卒業生)。教職員が学生一人ひとりに向き合い、キャリアデザインから就職活動まで手厚くサポートしています。2021年4月、神戸三田キャンパス(KSC)がこれまでの理工学部を発展・改組し、「理学部」「工学部」「生命環境学部」「建築学部」の4学部を新設し、文系の総合政策学部を合わせた5学部体制になりました。国境や理系・文系、学問分野、大学と社会などのさまざまな枠を超えた教育に取り組み、複雑化する未来に向けて「境界を越える革新者(BorderlessInnovator)」の育成を図ります。重点研究のひとつをSDGsの17番目の目標「持続可能なエネルギー(SustainableEnergy)」に設定。世界の課題解決に挑む一大研究拠点を形成し、理系4学部の次世代有機EL、人工光合成、パワーエレクトロニクス、環境共生型スマートシティなどの最先端研究と、総合政策学部に蓄積された研究成果を活用し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指します。また、学問横断型の教育システムも特徴です。専門基礎科目で構成する「KSC分野横断科目群」とSDGsへの理解を深める「KSC総合教育科目」を設置。さらにアントレプレナー育成プログラムを創設し、経営学・知的財産・AIなどの科目とともに「本物の起業体験」を学ぶことができます。工学部では自らの専門隣接分野が学べる「マルチプル・メジャー(複専攻)制度」を導入し、複眼的な視点と専門性を身につけます。このほか海外プログラムのさらなる充実や、キャンプによってディスカッションや交流を深めるCampingCampus、企業との接点を提供する学びの場BiZCAFEなど、新しい教育の試みを次々と導入しています。2021年4月から法学部、経済学部、商学部、教育学部、総合政策学部のカリキュラムがリニューアルしました。DX時代の世界市民に必要とされるスキルを学べる教育環境へと進化しています。神戸三田キャンパスが進化世界の課題解決に挑む文系5学部が新カリキュラムに複雑化する未来に向けて世界の課題の解決に挑むBorderlessInnovatorを育成


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