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毎学期共通のテーマについて、リサーチ・フィールドワーク、グループ発表を実施。英語を学ことで、さまざまな場面で活きる実践的スキルも培われる。フェリス女学院大学大学改革最前線現代社会で求められる教養と言語運用能力を身につけ新しい時代を切り拓く女性を育成フェリス女学院は1870年、アメリカの女性宣教師メアリー・E.キダーにより日本初のミッション系近代女子教育機関として誕生。キリスト教を教育の基本精神に置き、豊かな教養と知性を身につけた“新しい時代を切り拓く女性”を社会に送り出しています。150年以上の長い歴史のなかで大切にしてきたのが、「他者のために」という意味を持つ「ForOthers」という教育理念。自分や自分に近い人だけではなく、より広い視野から他者の存在をも考えに入れて、他者のために行動することを、フェリスで学ぶ一人ひとりが受け継いでいます。フェリス女学院大学では、語学教育プログラムの充実に加え、異文化と触れ合う海外交流が活発に行われています。交換留学協定を結ぶアメリカ、ヨーロッパ、アジアの13か国・地域の20大学に留学する「交換留学制度」をはじめ、目的に応じたさまざまなプログラムを用意し、グローバルな学びをサポートしています。2021年度から全学共通科目の語学教育プログラム「英語インテンシブ・コース」のカリキュラムを大きく改編し、これまでの技能習得を中心とした内容から、言語を使うことを目的とした能動的・主体的な英語運用能力の養成を重視するプログラムに変わりました。授業は週5回、1クラス15人程度で実施します。従来、Listening・Reading・Speaking・Writingなどのスキル別としていた科目を、新コースでは「発信・表現」、「分析・理解」といった目的別科目として再構成。さらに、週1回のプロジェクト科目では、グループ単位でリサーチやフィールドワークを行い、学期末のプレゼンテーションに臨みます。英語を用いた自発的な学びを通じて、英語運用能力とともに発信力や思考・分析力、情報収集力、企画・実行力といった総合的なスキルが同時に養われていきま英語“Learner”から“User”へ新しい英語インテンシブ・コースReadingSpeakingListeningWriting個々の英語4技能の習得を目指す新・英語インテンシブコース英語Learner(学習者)からUser(使用者)への意識の転換実際の「使用」を想定した英語運用能力の養成従来の英語教育ReadingSpeakingWritingListening・Reading・Speaking・Listening・Writing・LanguageDevelopment・講読従来のスキル別科目・「発信・表現」科目(週2)・「分析・理解」科目(週2)・プロジェクト科目(週1・個別チュートリアル)+・英語e科目新コースの目的別科目「分析・理解」科目「発信・表現」科目コア科目プロジェクト科目発信力思考・分析力情報収集・整理力企画・実行力など