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武蔵大学大学改革最前線武蔵大学は、日本初の私立七年制高等学校・旧制武蔵高等学校がルーツ。創立(1922年)以来、「東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」「世界に雄飛するにたえる人物」「自ら調べ自ら考える力ある人物」という建学の三理想をもとに、少人数教育を実践しています。開学以来の伝統であるゼミ教育を重視しながら教育改革を進め、グローバル市民を育成する取り組みに注力してきました。全学生が4年間を通じて、都心に近く緑豊かなワンキャンパスで学び、学生一人ひとりの資質を高める、きめ細かな指導を続けています。武蔵大学では、学園創立100周年を迎える2022年に向けて「リベラルアーツ教育を基盤とした〈グローバルリーダー〉の育成」という新たなビジョンを掲げ、全学で教育改革を図っています。その集大成となるのが、2022年4月の国際教養学部の開設です。同学部では2つの専攻を設け、リベラルアーツ&サイエンス教育(人文社会科学・自然科学を広く含む総合科目、専門科目、外国語科目)を軸にした総合的な学びと英語で行う授業により、異文化を理解し未来を創造する、教養あるグローバル人材の育成をめざします。経済経営学専攻武蔵大学の学位と並行してロンドン大学の経済経営学士号の取得をめざす「パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」を軸に据え、少人数での質の高い授業を展開します。日本にいながら、世界水準の経済・経営学の知見を身につけることはもとより、高い英語力と教養、そして統計分析の手法を兼ね備え、グローバルに活躍できる人材を育成します。グローバルスタディーズ専攻多様な言語的・文化的背景を持つ教員との少人数のコミュニティを通して語学力を養うとともに、国際関係、コミュニケーション、文化の側面から学際的に学びを深めます。さらに留学や異文化体験により、地球規模の課題に国際的に協働し取り組むグローバルリーダーを育成します。ゼミの武蔵ゼミで磨く世界を生き抜く力グローバルリーダーの育成というビジョンの下、国際教養学部開設