君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2023年度版

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日本女子大学大学改革最前線日本女子大学は、1901(明治34)年、20世紀の初頭に、「女子を人として教育する」ことを第一の目標にかかげ、女子教育の先覚者・成瀬仁蔵によって創立されました。以来、女子高等教育のパイオニアとして、多くのすぐれた女性を世に送り出してきました。創立者成瀬仁蔵は建学の精神として、女子を「人として教育すること」「婦人(女性)として教育すること」「国民(社会人)として教育すること」の三方面から女子高等教育の方針を掲げ、自発性を重視しました。教育理念の集大成である「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の三綱領は、いまも受け継がれています。現在は、家政学部・文学部・人間社会学部・理学部の4学部15学科17専攻からなり、2023年には国際文化学部(仮称)を設置予定(構想中)です。また2021年11月には、現在の家政学部住居学科を独立させ新学部とし、2024年4月に「建築デザイン学部(仮称)」を新たに設置する構想を発表しました。この新学部構想が実現すると、日本女子大学は家政・文・人間社会・理・国際文化(仮称)と併せて6学部体制となり、私立の女子総合大学として文理融合の多様な学修環境が実現します。日本女子大学は、幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。これからも社会の持続的発展に寄与できる女性の活躍を推進します。創立120周年を迎えた2021年4月、日本女子大学卒業生であり世界的な建築家妹島和世氏のグランドデザインによる新たな目白キャンパスでの新しい学びが始まりました。教育・研究室棟の百二十年館は、2019年に開館した図書館に続き、「ラーニング・コモンズ」を備えた明るい空間となっています。新学生棟の杏彩館(きょうさいかん)も合わせて、成瀬仁蔵の教育方針である「自学自動」、すなわち自ら学び、自ら行動する学習姿勢を育む環境であり、多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。2021年、日本女子大学の全学的な情報教育科目群は、文部科学省が定める「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。必修科目として全学生が数理・AI・データサイエンスに関する基礎的内容を学びます。さらに、「キャリア教育認定プログラム」「社会連携教育認定プログラム」「AI・データサイエンス・ICT教育認定プログラム」の3つのプログラムも設置し、専門教育とともにこれらのプログラムを履修することにより、豊かな思考力・表現力・実践力を身につけます。「ラーニング・コモンズ」百二十年館パティオ「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」の理念でわが国の女子教育発展に貢献創立120周年を迎えた2021年4月、新しい目白キャンパスでの学びがスタート全学生が必修で学ぶ文理融合の情報教育科目群文理融合の多様な教育を推進女子総合大学としての基盤を強化


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