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型の芸術・デザインが次々と誕生しています。美術、デザインともに実技の授業を中心としたカリキュラムが整っていますが、理論もバランスよく学びます。代表的な「芸術学」美学・美術史」や、芸術と社会の橋渡しをする「アートマネジメント」「アートプロデュース」などが最近の人気科目のようです。●細分化した専門教育で音楽一色の4年間美術・デザイン系学部と同じように、音楽系も単科大学を中心に、専門的な教育が行われています。専攻は、ピアノ、オルガン、弦楽器、管楽器、声楽、作曲、指揮などの演奏系と、音楽学、音楽史、音楽教育、音楽療法といった理論系があります。最近では、邦楽、ジャズ、ミュージカルなどの専攻を設置する大学もあります。音楽学部のカリキュラムでは、専攻別の個人レッスンなどを含む専門科目が中心となります。その一方で、音楽家にふさわしい豊かな感性を培うために、一般教養教育に力を入れたり、音楽と結びつきの強い語学教育を重視する大学も目立ちます。多くの音楽大学では毎年、一般にも公開される定期演奏会を行い、専攻間の交流を図るとともに、地域と大学の架け橋としての役割を果たしています。この分野では教職免許のほか、音楽を通じて心と身体を癒す音楽療法士を育成するプログラムを設置している大学もあります。体育学系統〜体育、スポーツ科学、健康学部など〜かつては競技者第一であったスポーツも、現在は誰もが楽しむ国民的なレジャーの一つとなっています。こうした流れを受けて、この系統の学部・学科でも改革が進んでいます。●時代とともに進むスポーツの多様化これまでは、スポーツ理論や実技中心のカリキュラムで、優れたアスリートやその指導者の育成を教育の要としてきたこの系統の学部・学科ですが、青少年の体力低下や勤労世代の運動不足による健康不安が指摘される中、現代的なニーズに応える学問が学べる学部・学科として注目を集めています。そのため、スポーツを医学的・科学的に研究し、人々の健康維持・増進に役立てようと、体育系学部の中に健康学・健康科学分野の学科・コースを設置するケースが増えています。この分野では、心理、医学、社会学などの学問分野を学際的に学び、健康の維持・増進を図るための理論と実践の方法を修得します。保健体育の教員免許や介護福祉士、救急救命士、精神保健福祉士などの国家試験受験資格を得られる大学もあり、卒業後は保健・医療・福祉などの現場で、健康づくりの専門家として活躍しています。また、人々が気軽にスポーツを楽しむ時代となり、“生涯スポーツ”という概念が広まっています。地域の体育館を利用したスポーツ活動や、一般参加のスポーツイベントでは子どもからお年寄りまで多くの人が汗を流しています。こうした生涯スポーツを牽引する専門家の育成が、体育系学部の新しい課題となっています。175