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大学生の就職状況は…2020年春に卒業した大学生の実就職率は、89.3%の高率でした。卒業生の10人に9人が正社員として就職していることになります。しかし、これも来年以降は厳しくなりそうです。新型コロナウイルスの感染拡大によって、ダメージを受けている航空や旅行などの業種や企業も少なくないからです。しかし、就職が厳しくなっても強い大学、学部もあります。現在、実就職率が高い大学は、不況になっても傾向は変わりません。皆さんが就職するのは、まだまだ先のことです。その時には景気が回復しているかもしれません。大学の規模別に実就職率を見ていきましょう。表の見方表は各大学の発表による2020年の就職状況。実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業(修了)者数-大学院進学者数〕×100で算出。大学院への進学者数が未集計の大学は、実際の実就職率が掲載している率より高いことがある。文部科学省では、就職率を「就職希望者に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。データに一部の学部・研究科を含まない大学がある。学部系統別は、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、二部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。データを未回答、または未集計の大学は掲載していない。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。大学名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立。*印はデータに大学院修了者を含んでいることを表す。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。文中の国家試験成績は2020年のもの。☆全国の工科系大学が上位を占める中、女子大学では昭和女子大学が10年連続で全国トップ。卒業生数1,000人以上1位は、東日本が卒業生1,000人以上の女子大学として10年連続で全国トップの昭和女子大学、西日本は昨年に引き続き金沢工業大学でした。このランキングの特徴は、東日本で2位の東京理科大学、3位の千葉工業大学、4位の電気通信大学、7位の工学院大学、西日本で1位の金沢工業大学、2東日本順位12345678910設置◎◎◎※◎◎◎◎※◎大学名昭和女子大学東京理科大学*千葉工業大学*電気通信大学*国際医療福祉大学東京家政大学工学院大学*東京電機大学*群馬大学*芝浦工業大学*所在地東京東京千葉東京栃木東京東京東京群馬東京実就職率(%)97.095.995.795.695.595.495.094.894.794.7位の大阪工業大学、4位の愛知工業大学、6位の名古屋工業大学など、全国の工科系大学が数多くランクインしていることです。実就職率は“理高文低”(理系が高く文系が低い)の傾向にあり、理工系学部の就職は好調です。総合大学の理工系学部も実就職率は高いのですが、文系学部と合算されているため、上位にきている大学が少なくなっています。西日本順位12345678910設置◎◎※◎◎※◎◎◎※大学名金沢工業大学*大阪工業大学*福井大学*愛知工業大学日本福祉大学名古屋工業大学*名城大学広島工業大学*安田女子大学九州工業大学*所在地石川大阪福井愛知愛知愛知愛知広島広島福岡実就職率(%)98.198.197.997.996.496.095.595.495.095.0