君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2022年度版

全国の主要国公私立大学・短大を網羅。新設学部・学科からユニークな施設設備まで、各大学の最新情報をコンパクトに紹介しています。キャンパスライフや取得資格、就職状況、入試方式など気になる情報も満載。 興味ある大学・短大のパンフレットをまとめて請求できる「パンフレット一括請求サービス」にも連携しています。


>> P.142

有名人が在学している大学緑、自然が多い大学一人暮らしのできる場所にある大学部活やサークル活動が活発な大学自由な雰囲気の大学授業が面白い大学図書館やPC環境など設備の充実した大学教授の質が高い大学都心の大学キャンパスの雰囲気が良い大学学費の優待や奨学金制度の充実している大学交通の便が良い大学留学制度の充実・国際交流の活発な大学研究施設が充実している大学就職に有利な大学資格が取得できる大学家から通える大学知名度が高い大学社会的評価・イメージが良い大学自分のしたい勉強ができる大学https://www.univpress.co.jp/【表6】生徒に人気のある大学はどのような大学でしょうか?(複数回答可)験生の関心が高まっているようです。この傾向は受験生の学部志望動向にも表れています。表7を見てください。国際系は3位(30.1%)で、過去5年いずれも3位以内を維持しており、安定して人気を得ているようです。ただ、今後は、コロナ禍で留学できないことなどにより逆風が吹くと、国際系の順位が下がるかもしれません。1位は2年連続で情報系(58.8%)です。一昨年は5位でしたが、昨年に30ポイント以上増えて1位になり、今年も高い人気となりました。情報技術の発達が著しく、エンジニアやデータサイエンティストなど就職でも大きな需要が見込まれることから人気を集めているようです。それは2位に工学系(33.8%)が来ていることにも表れています。4位以降は、看護(29.4%)、経済系(29.1%)、医療技術系(28.6%)と続きます。経済系は5位ながら昨年より17.8ポイントもダウンしました。近年は好調な就職状況を背景に、文系学部の人気が高まる「文高理低」の傾向が続いていましたが、受験生の安全志向により、その人気に落ち着きが見られ、かわって看護や医療技術などの資格系の学部の人気が高まっています。いよいよ迎えた大学入試改革元年21年度入試から、大学入試が大きく変わりました。セ142ンター試験に代わる共通テストはその大きな柱です。この入試改革の背景のひとつには、今までの試験があまりにも知識、技能に偏った問題が出題されてきたことへの反省がありました。そのため日本の子どもたちは、他の国の子どもたちに比べて、答えが一つの問題には強いが、答えがない、あるいは複数ある問題には弱いといわれ、これを改革していくことが狙いです。グローバル化やIoTなど技術の進歩が著しい中、これからは、より柔軟で多様な能力が求められていくのは間違いありません。こうした人材の養成をにらみ、「思考力・判断力・表現力」を養成する教育に変えていくため、入試改革が実施されることになったわけです。しかし、紆余曲折の末、21年の大学入学共通テストはこれまでのセンター試験とあまり変わらないものになりました。たとえば、数学と国語では「思考力・判断力・表現力」を問うべく、マークシート方式の試験だけではなく、記述式の試験が課される予定でした。また、英語の試験では、英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)を重視し、これまでの「読む」「聞く」だけの試験に加えて、新たに「書く」「話す」の2技能を英検やTOEFL、TEAPなど、英語の外部試験の成績を活用して判定することになっていました。しかし記述式の試験は、数十万人の答案を短期間で正確・公平に採点できる体制を作ることが困難であったため、英語外部試験は地域や経済状


<< | < | > | >>