君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2022年度版

全国の主要国公私立大学・短大を網羅。新設学部・学科からユニークな施設設備まで、各大学の最新情報をコンパクトに紹介しています。キャンパスライフや取得資格、就職状況、入試方式など気になる情報も満載。 興味ある大学・短大のパンフレットをまとめて請求できる「パンフレット一括請求サービス」にも連携しています。


>> P.138

https://www.univpress.co.jp/【表4】2020年春の学部系統別学費の平均設置国立大学部系統公立大全学部(標準額)全学部(地域内)全学部(地域外)医歯薬看護社会科学人文科学理工単位:円※二部・夜間は除く私立大入学金平均282,000228,404392,1111,330,645600,000318,192273,398226,550228,720236,737授業料平均535,800536,382536,3822,696,6133,219,4121,401,6931,084,185774,847815,3391,087,128初年度平均817,800764,786928,4927,379,2105,639,3652,190,9851,833,0601,270,9851,339,4931,655,454【表5】2019年の入試種別入学者数の割合(%)大学国立公立私立計一般選抜83.672.045.753.1前年比(-0.5)(-0.5)(-1.7)(-1.5)学校推薦型選抜12.325.242.736.9前年比(+0.1)(+0.5)(+1.6)(+1.3)総合型選抜4.12.811.69.9前年比(+0.4)(±0)(+0.1)(+0.2)きるかどうかが重要になってきます。一方の公募制は高等学校長の推薦を受けることは同じですが、成績基準を満たしていれば、どこの高校からでも出願できるのが特徴です。一般選抜に比べて小論文、面接が中心のため科目負担が軽く、関西の大学などでは学力試験を課しますが、一般選抜より科目数が少ないところが多くなっています。また、学校推薦型選抜では合格=入学が原則ですが、関西の大学などでは、他大学との併願を認め、合格後に入学する大学を決められる一般選抜のような学校推薦型選抜も多くなっているのが特徴です。これ以外にも、スポーツの成績を重視したスポーツ推薦などもあります。総合型選抜の前身であるAO入試は90年に慶應義塾大が始めた方式で、93年まで1校しか実施していませんでした。しかしその後に実施校が急増し、一昨年は国公私立大あわせて582校が実施しました。2001年以降増えており、まさに「21世紀型の選抜」といっていいでしょう。AOとはアドミッションズ・オフィスの略で、アメリカの大学で行われている一般的な選抜方式です。総合型選抜は入学を希望する受験生と大学が面接などを通して、お互いに納得して入学する、させるという方式です。学校推薦型選抜での高等学校長の推薦や出願の基138準である高校在学中の成績基準などは設けられていないのが普通です。ただ、高校でのクラブ活動、ボランティアなどの社会活動の取り組みなどが求められます。自己推薦をするものもあり、入試の中心は複数回実施する面接です。なかには小論文や学科試験を課す大学もあります。面接では「高校時代、何をしてきたか」「この大学・学部を選んだ理由は」大学に入学したら、何をしたいか」などを聞かれるのが一般的です。意欲面を問われ、自分をさらけ出す選抜になるため、自分をどうアピールできるかが合否の分かれ目になります。ただ、学校推薦型選抜や総合型選抜では科目負担が軽ʼ21③▶国公立大入試21年初実施の大学入学共通テストの平均点は、昨年のセンター試験を上回りました。また、受験生の減少が見込まれる中、今年の国公立大入試では強気の出願が行われると見られ、特に旧帝大や東京工業大、一橋大、神戸大など最難関国立大の人気が高まりそうです。医学部医学科の人気についても堅調と見られます。一方で、近年は受験生の安全志向・地元志向が続いていましたが、コロナ禍により、地元国公立大の人気がさらに加速すると見られています。


<< | < | > | >>