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大学を選ぶ時、教育面において保護者の関心が最も高いと言われているのが就職状況です。大企業の採用動向が高校生の文系・理系選択に影響するほど、大学・学部選びと深い関わりがあります。入学年度からキャリアガイダンスを導入し、大学での学びを将来の仕事や生き方にどう発展させていくのかを常に意識できるカリキュラムを組む大学もあります。正課外でも就職活動の進め方や企業研究の方法などについて、説明形式や個別面談で丁寧な指導が行われています。内定獲得の分かれ目は、学生自身の意識はもちろんですが、大学が提供する「就職力を伸ばすプログラム」も重要なポイントと言えそうです。教員や公務員、警察官、消防官などの各採用試験の受験指導や、公認会計士、一級建築士などの難関国家試験対策、就職活動時に強みとなるビジネス系の資格取得支援など、学生の志望に応じた支援体制も知っておきたいところです。所属する学部で専門性を深めるだけでなく、学生の人間的な成長を図ることも大学教育の役割と見なされるようになってきました。採用試験を突破するためだけでなく、生涯にわたる「生きる力」として、学生の就職力を高めていく大学こそが、教育力ある大学と言えるでしょう。就職率99.1%。企業、公立小学校教員、幼稚園・保育士など、多様な進路を全力サポート■入学直後から就活サポートがスタート埼玉学園大学では、就職活動を支援するキャリアセンターを設置し、キャリア支援プログラムを1年次から開講し、段階的に就職力を身につけられるようにしています。3年次には、全学生に「進路に関する個人面談」を実施し、進路希望をヒアリング。民間企業での人事実務経験者をはじめ、スタッフ全員が、進路選択や履歴書の添削などを個別に指導し、一人ひとりに合わせた就職支援を実現しています。就職支援行事の一環として、埼玉学園大学生の採用に積極的な企業を学内に招いて採用担当者と直接話ができる「学内合同企業説明会」や、学内で企業の採用試験公立小学校教員、幼稚園・保育士への高い合格率保育所への小学校への就職率100%就職率100%幼稚園への就職率100%を行う「学内採用選考会」を通年で開催しています。さらに、正課科目の授業では様々な業種のリーダー的な企業の人事担当者を講師として招き、業界の動向や業界に関わる企業を知り、学生自らの就職活動の事前準備に役立たせています。■保育士、幼小中高教員志望者を強力サポート教員・保育士養成支援センターでは、免許状・資格取得のためのガイダンスを1年次から開催。実習中は巡回指導や実習施設との連絡を行うほか実習中のトラブルにも対応。免許・資格の取得を目指す学生を4年間サポートします。エクステンションセンターでは、教員採用試験に向けた各種講座を受講料無料で開講。埼玉学園大学2020年3月卒業生本文222・223ページもご参照ください