君はどの大学を選ぶべきか[電子版] 2022年度版

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RITSUMEIKANASIAPACIFICUNIVERSITY●アジア太平洋学部(APS)●国際経営学部(APM)学部組織立命館アジア太平洋大学アドミッションズ・オフィス〒874-8577大分県別府市十文字原1-1☎0977-78-1120FAX0977-78-1199最寄駅JR九州亀川駅大学公式サイトhttp://www.apu.ac.jp/home/受験生サイトhttp://www.apumate.net/本文668・669ページもご参照くださいロジカル・フラワー・チャート(Fチャート)とは、自分なりの「問い」を立て、根拠となるデータなどを示して自分なりの「方法」で仮説を検証し、自分なりの「答え(最適解)」を導き出す訓練のための思考ツールのこと。この入試では、Fチャートを活用して、自分の考えをまとめて文章表現などによるアウトプットを求め、さらに志望理由書などの出願書類や英語外部試験のスコア(任意提出)、調査書などの審査により、「探究」型の資質・能力(批判的思考力)を確認します。その上で面接を課し、入学後に多文化教育・生活環境やリソースを積極的に活用し、学び、成長することができる力を審査し、合否が決まります。Fチャートは、学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を伸長する思考ツールとして活用でき、高大接続を一層深めることが可能です。さらに、入試で問われる資質は、入学後の教育へとつながっていきます。APUの初年次教育は、日英の選択言語別に履修する「スタディスキル・アカデミックライティング」をはじめ、日本人学生と留学生が同じクラスで学ぶ「多文化協働ワークショップ」など、探究力をより深めながら多文化環境を活用するための多彩な科目が用意されています。学生の半数を占める留学生は、自国の貧困や教育問題の解決を目指すなど、社会問題に取り組みたいと考える志の高い学生が少なくありません。APUの特徴は、日本人学生と留学生との混ざり合いにより「多様性理解」と「チームワーク力」を通して「他者との違いを受け入れつつ他者を巻き込み、他者に貢献する態度」を備えていること。日本人学生も、大学生活を通して、日本にいながら留学生との強固なネットワークを築くことのできる、世界的に見ても恵まれた環境といえます。こうした環境を存分に生かして、自分のできる範囲の小さな問い(ローカル)から出発し、その輪をグローバルに広げていくことで、グローカルな視点から世界を変えていく人を育てたいという思いが、この入試に込められています。APUには国際経営学部とアジア太平洋学部の2学部があり、日英2言語による教育を実践しています。国際経営学部の学修分野は「会計・ファイナンス」「マーケティング」「経営戦略と組織」「イノベーション・経済学」の4つに分かれており、ビジネス実践力を基礎から段階的に養います。2016年、国際経営学部は、マネジメントの国際的な認証評価機関「AACSB(TheAssociationtoAdvanceCollegiateSchoolsofBusiness)」から世界水準のマネジメント教育を提供する教育機関としての認証を取得しました。日本国内でこの認証を取得しているのはAPUを含め5大学だけです。アジア太平洋学部は「環境・開発」「観光学」「国際関係」「文化・社会・メディア」の4つの学修分野があり、アジア太平洋地域の政治・経済・社会・文化などを総合的に学ぶのが特徴です。2018年には国連世界観光機関(UNWTO)の観光学教育に関する国際認証TedQual(TourismEducationQuality)を日本の大学として2校目、私立大学では初めて取得しました。また、言語や文化の異なる学生たちが互いに学び合い、成長するピア・ラーニング(協働学習)を重視しており、先輩学生が学びを深めるためのサポートを実施しています。例えば、授業では先輩学生がティーチング・アシスタントとして学習のサポートをしたり、キャンパスに隣接する国際教育寮(APハウス)でも、レジデント・アシスタント(RA)として学生相互のコミュニケーションを促進するリーダー的な役割を担っています。在学中に得られる友人が多国籍にわたることはもちろんですが、世界中に広がる卒業生のネットワークのはAPUの大きな魅力です。2020年5月の緊急事態宣言解除後、8月下旬から国費留学生の入国が再開されました。APハウス寮生の半数以上を占める留学生も、出入国時のPCR検査と2週間の隔離期間を経て、続々とキャンパスに集まっています。多文化・多言語環境で学びあい、成長しあう


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