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甲南大学大学改革最前線1919(大正8)年に創設された甲南大学は、2019年に学園創立100周年を迎えました。学園創立者・平生釟三郎(ひらおはちさぶろう)が掲げた建学の理念「各人の天賦の特性を伸長させる人物教育の率先」は今日まで脈々と受け継がれています。8学部14学科と大学院4研究科を擁する総合大学でありながら、学生数約9,000人という「ミディアムサイズの総合大学」の特長を生かし、多彩な学部の学生が自然に交流し融合する環境を生み出しています。次なる100年における新たな伝統を創造するための「甲南新世紀ビジョン」のもと、さまざまな改革を推進し、現在は「人物教育のクオリティ・リーダー」のさらなる進化を目指す「KONANU.VISION2025」の策定に取り組んでいます。甲南大学では伝統の力と、新しい時代を切り拓く革新力を融合する「KONANプレミア・プロジェクト」を推進しています。グローバル教育のほか、先進的なロボットの開発や、地域産業に密着したスイーツの研究、さらにはスポーツ分野やボランティア活動など、9つのテーマのもとで60以上のプロジェクトを実施してきました。これらの成果は2021年度以降も発展的に引き継がれ、「第2次KONANプレミア・プロジェクト」として、より革新的な取り組みを計画しています。また、学部単位でも多彩な取り組みが進められています。経済学部では2020年度の入学生から、米国ウイーバー州立大学との「ダブルディグリー制度」がスタート。1・2年次は甲南大学で学び、3年次の5月からウイーバー州立大学に2年間留学し、所定のプログラムを修了し卒業要件を満たせば、最短4年半の期間で両大学の学士の学位が取得できます。外資系企業への就職や海外の大学院への進学を志望する学生、英語力に磨きをかけたい学生に最適なプログラムです。マネジメント創造学部では、グローバル力と課題解決力を学部全体で育成するために2021年度からコースを統合。英語集中プログラムや「英語で学ぶ経済学・経営学」科目によって、留学を支援すると共に国内にいながらグローバル力を高めることができます。また、興味のあるテーマを約40種類に中から選択できる研究プロジェクトでは、先輩と後輩が一緒に課題を探り、解決策をプレゼンテーションすることで実践力を育成します。知能情報学部は新たに6コース体制に整備。「クラウ学生が学び合い高め合う多彩なプログラムを展開学園創立100周年を迎え“甲南新世紀ビジョン”を展開